(本リリースは、2019 年 6 月 5 日に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳をベースにしています)
ワシントン州レドモンド および カリフォルニア州レッドウッドショアーズ – 2019 年 6 月 5 日 – 水曜日、マイクロソフトとオラクルは、Microsoft Azure と Oracle Cloud 間でミッションクリティカルなエンタープライズワークロードを移行し実行することが可能となるクラウドの相互運用性に関する提携を発表しました。これにより、法人のお客様は、アナリティクスや AI といった Azure サービスと、Autonomous Database などの オラクルクラウドサービスをシームレスに接続できるようになります。今回の提携で、お客様は一部のワークロードを Azure で実行し、同じワークロードの別の部分をオラクルクラウドで実行することが可能となり、高度に最適化された両クラウドの最高の部分が体験できます。Azure とオラクルクラウドを組み合わせることで、お客様のビジネス全体を支えるにあたって必要なすべてのクラウドサービスやアプリケーションをワンストップで提供します。
ネットワークや ID の相互運用によリース Azure とオラクルクラウドを接続することで、向上・改善型の移行がシームレスに行えます。今回の提携で、両クラウドが高速かつ信頼性の高いネットワークで直接接続できるようになることはもちろん、法人のお客様が期待する最高の顧客サービスやサポートが引き続き 2 社から受けられます。また、オラクルクラウドでオラクルのソフトウェアを実行し、Azure でマイクロソフトのソフトウェアを実行しているお客様に相互運用性を提供するだけでなく、オラクルクラウドの Exadata インフラストラクチャー上で実行している オラクルクラウド Database に対し、Azure 上で Oracle E-Business Suite や Oracle JD Edwards を実行するといった新しい革新的なシナリオも実現できるようになります。
「Azure はフォーチュン 500 社のうち 95% 以上が利用するなど、数多くの企業が選択するクラウドとなっています。こうした中マイクロソフトでは、常にお客様のデジタル変革への取り組みの成功に向けた支援を最優先で取り組んできました」と、マイクロソフトでクラウドおよび AI 部門のエグゼクティブバイスプレジデントを務めるスコット ガスリー (Scott Guthrie) は述べました。「オラクルにはエンタープライズ分野での専門知識があり、2 社のお客様がエンタープライズアプリケーションやデータベースをパブリッククラウドにより迅速に移行できるよう支援するためにも、今回の提携はマイクロソフトにとって自然な流れといえます」
「オラクルクラウドは、販売、サービス、マーケティング、人事、財務、サプライチェーン、製造などのアプリケーションが統合された完全なスイート製品で、Oracle Autonomous Database を搭載し高度に自動化された安全な第 2 世代インフラストラクチャを採用しています」と、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) 担当エグゼクティブバイスプレジデントのドン ジョンソン (Don Johnson) は語ります。「オラクルとマイクロソフトは、何十年もの間、エンタープライズのお客様のニーズに応えてきました。今回の提携により、2 社のお客様は、全く再構築することなく既存のアプリケーションをクラウドに移行でき、これまでの大規模な投資も保護されます」
今回の提携拡大に伴い、両社は本日より新たな機能を提供します。
- Azure と Oracle Cloud がシームレスに接続し、オンプレミスのデータセンターを両クラウドに拡張できるようになります。本日より、アッシュバーン (北米) と、Azure の米国東部にてダイレクトに相互接続できるようになり、今後他のリジョンにも拡張する予定です。
- 統合シングルサインオンエクスペリエンスと自動化されたユーザープロビジョニングにより、ID とアクセス管理が統合され、Azure と Oracle Cloud 全体のリソースが管理できるようになります。また、本日より早期プレビューで提供される機能として、オラクルのアプリケーションが Azure Active Directory を ID プロバイダーとして利用できるようになるほか、条件付きアクセスの際にも Azure Active Directory が利用できるようになります。
- カスタムアプリケーションやオラクルのパッケージアプリケーション (JD Edwards EnterpriseOne、E-Business Suite、PeopleSoft、Oracle Retail、Hyperion) が、Oracle Cloud 上で展開されたオラクルのデータベース (RAC、Exadata、Autonomous Database) を使用している Azure 上で展開できるようになります。また、これらのオラクルアプリケーションは、オラクルクラウドでオラクルのデータベースを使用した Azure 上でも実行できることを保証します。
- 既存のカスタマーサポートにおける関係性やプロセスを活用しつつ、IT 組織がこうした新機能を展開できるよう支援する共同サポートモデルを提供します。
- Oracle Database は、引き続き Windows Server や Oracle Linux などさまざまなオペレーティングシステムにおける Azure 上での動作を保証します。
「マイクロソフトとオラクルの提携は、Albertsons にとって嬉しいニュースです。Albertsons では、デジタル変革を加速させようとしており、パブリッククラウドの価値を最大限に引き出そうとしているためです」と、Albertsons Company のエグゼクティブバイスプレジデント 兼 最高情報責任者、アヌジ ダンダ (Anuj Dhanda) 氏は語ります。「今回の提携により、Albertsons はパブリッククラウドの迅速性やスケーラビリティ、効率性を最大限に活用しつつ、現在の投資を最適化するクロスクラウドソリューションが構築できるようになります」
「Gap では、オムニチャネル体験をより密接に結びつけ、Gap ブランドを強化するテクノロジープラットフォームを変革しようとしています。オラクルとマイクロソフトのコラボレーションにより、チャネル間で機能を拡張し提供することが容易になります」と、Gap の最高情報責任者であるサリー ギリギャン (Sally Gilligan) 氏は語ります。「Azure と Oracle Cloud が相互接続できることで、オラクルアプリケーションやカスタムビルドのアプリケーションを、Azure や オラクルクラウド上のオラクルデータベースで展開できるようになります」
「Halliburton では、これまで長期間にわたり、最も重要なアプリケーションをオラクルとマイクロソフトの両テクノロジーで実行してきました。この戦略的ベンダー 2 社との深い経験により、安定したパフォーマンスの高いアプリケーションが展開できたのです」と、Halliburton のシニアバイスプレジデント 兼 最高情報責任者のケン ブラウド (Ken Braud) 氏は語ります。「今回の提携で、われわれの標準アーキテクチャを引き続き活用するにあたって柔軟性と継続的なサポートが得られるだけでなく、株主利益を最大化するような事業成果を生み出すことに注力できます」
詳しくは、以下のページを参照してください。
https://aka.ms/OracleOnAzure または www.oracle.com/cloud/oci-azure.html
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マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
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