危機対応コミュニケーションのための Power Platform テンプレートを提供

PowerApps 担当 ディレクター ライアン カニンガム (Ryan Cunningham)

※ このブログは、米国時間 3 月 4 日 に公開された ”Crisis Communication: a Power Platform template” の抄訳をベースにしています

2020 年 3 月 2 日 (月) 午後、COVID-19 (新型コロナウイルス感染症) の世界的な広がりを受け、マイクロソフトの Power Platform 製品チームは、お客様が自社内の情報共有やチーム コラボレーションをより円滑に進められるよう支援するテンプレートを開発し、その最初のバージョンの提供を開始しました。

テンプレートの入手および利用方法は下記を参照ください。

Power Apps のテンプレートを、情報共有や業務進捗報告等の危機対応コミュニケーションにご活用ください。

本ソリューションは、Power Apps、Power Automate、Microsoft Teams、SharePoint を利用しており、Web、モバイル (iOS、Android)、Microsoft Teams において実行できます。

主な機能として以下が含まれます:

  • 従業員は、在宅勤務等における業務の進捗を報告したり、リクエストをあげたりできます。これによりマネージャーはチームをまとめやすくなり、組織内の対策チームも従業員の業務の進捗を把握しやすくなります。
  • 管理者は本アプリケーションを活用することで、組織に関するニュースや最新情報、コンテンツ等の配信や、様々な場所に対して緊急連絡先を提供できるようになります。
  • 本アプリケーションには、WHO (World Health Organization)、CDC (The Centers for Disease Control and Prevention) に加え、厚生労働省などの各地域の機関による最新情報の RSS フィードを追加する機能があります。

本ソリューションとその機能は、Power Apps のユーザー企業である、Schlumberger 社が社内で数週間前に提供開始した緊急対応アプリケーションに触発されており、すべての組織で利用できるようにする当社の取り組みを、同社が支援したことで提供に至りました。わずか 2 日間での提供実現に関わった皆様に敬意を表します。

マイクロソフトは本取り組みの一環として、通常 Power Apps の有償プランでのみ利用可能なプッシュ通知機能を、一時的に無償で利用いただけるようにしました。有償プランを使うことなく Power Apps を使って情報をユーザーに届けることができます。当社では COVID-19 危機の期間において、プッシュ通知機能をスタンダード コネクタとして再分類します。

本日の提供開始はファーストステップにすぎません。当社では、引き続きコミュニティと連携して、新しい機能を追加していくとともに、すべての組織で利用いただけるよう支援していきます。

注意事項:

本アプリケーションはサンプルであり、Microsoft Power Apps と Teams で参照情報の配布にのみ使用できます。本アプリケーションは、医療機器、臨床サポート、診断ツール、もしくは、病気やその他の状態の診断、治療、緩和、予防に使用することを目的としたテクノロジとして使用することは意図しておらず、利用できません。そうした目的で本アプリケーションを使用するライセンスや権利は、マイクロソフトから付与されていません。本アプリケーションは、専門的な医療アドバイス、診断、治療、判断に代わるものとして設計されたものではないため、そうした用途では利用しないでください。本アプリケーションの使用については、お客様がすべてのリスクと責任を負います。マイクロソフトは、本アプリケーションまたは関連して提供される資料が医療の目的に対して十分であるかや、個人の健康や医療要件を満たすかどうかは保証しません。

本ページのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。正式な社内承認や各社との契約締結が必要な場合は、それまでは確定されるものではありません。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

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