困難な状況のなかで迎えた Global Accessibility Awareness Day

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の影響が続く中、毎年 5 月の第三木曜日に定められている「Global Accessibility Awareness Day (GAAD)」を迎えました。GAAD は、世界的に、アクセシビリティ – 障碍のある人などにとっての情報やサービスへのアクセスのしやすさ – への理解を促進するための日で、国連が定めている 12 月 3 日の「国際障害者デー」と同様に重要な日だと当社では考えています。

現在のような状況下で、障碍のある方の中には、生活や就労において、困難な状況に置かれている方々も多くいらっしゃると思います。当社では以前より社員の多様な働き方を推進していますが、株式会社オリィ研究所様との協業の一環として、オフィスへの出勤が困難な方に遠隔で当社の業務をしていただいており、この状況下でも変わらずリモートワークを続けていただけています。

障碍のある方も、障碍のない方と同様にリモートワークの必要性が高まっています。「事業の継続性」は、企業や官公庁の皆様だけでなく、NPO など非営利法人の皆様にとっても大きな課題です。そこで GAAD にあわせて、非営利法人や障碍のある方をサポートする当社の活動をいくつかご紹介します。

● 非営利法人の事業継続性を支援するリモートワーク支援

非営利法人向けにリモートワークに関する情報をまとめた Web サイトを本日公開しました。無償で利用できる当社製品や、安心・安全な環境でリモートワークを実現するためのノウハウなどの情報をまとめてご紹介しています。また、非営利法人で利用できるライセンスについて等の無償の問い合わせ窓口 (メール、6 月 12 日まで) も設置し、非営利法人の事業継続性を支援します。

https://www.microsoft.com/ja-jp/enable/remotework

また、テックスープ・ジャパン様および ICT 支援者ネットワーク様の共催、当社の協力で、Microsoft Teams を活用してリモートワークを実現するためのノウハウを紹介する非営利法人向けのオンラインセミナーが開催されます。

タイトル: はじめての Teams セミナー/リモートワークのための第一歩
日時: 5 月 29 日 (金) 13:00~14:30
内容: Microsoft Teams の機能、利用実例、申請~導入についてなど
※ セミナーは事前申込者にライブ配信され、後日録画を見ていただくこともできます。

● 視覚に障碍のある方のリモートワーク支援

覚に障碍のある方が、リモートワークやオンラインでのコミュニケーションに Microsoft Teams を活用できるように、利用方法紹介の動画を公開しました。全 6 回のシリーズを予定しており、本日、第 1 回「会議」を公開しました。

・キーボードと音声による Microsoft Teams 基本操作ガイド、企業事例

視覚に障碍のある方が、キーボードと音声読み上げ機能で Microsoft Teams を使っていただくためのマニュアルを公開しています。あわせて、企業での全盲の方が Microsoft Teams を使われている事例もご紹介しています。

● 聴覚に障碍のある方のコミュニケーション支援

・聴覚に障碍のある方とのオンラインワークシップ

リモートワークにおけるテレビ会議やオンラインでのコミュニケーションは、聴覚に障碍のある方にとって難しい面もあります。このような状況下での聴覚に障碍のある方とのコミュニケーションについて相互に理解を深めるワークショップが、PLAYWORKS 株式会社様主催、当社の協力で実施されます。本日より告知が開始されました。

タイトル: D&I WORKSHOP 聴覚障碍者と共創するオンラインコミュニケーション
日時: 6 月 28 日 (日) 13:00~17:00
内容: Microsoft Teams・WriteWith などを活用しての、オンラインコミュニケーションの可能性の探求
https://keitatakizawa.themedia.jp/posts/8285902

・聴覚に障碍のある方に向けたコミュニケーションツール

聴覚に障碍のある方のコミュニケーションを支援する、当社が技術協力をしたコミュニケーションツール「WriteWith」(ライトウィズ) が本日、一般社団法人日本支援技術協会様により発表されました。聴覚特別支援学校でのワークショップなどが予定されています。

ツール名: WriteWith 顔が見える筆談アプリ
https://www.jatc.jp/writewith

 

今回ご紹介した内容は、お客様のビジネスをサポートするためにマイクロソフトができることの一部に過ぎません。事態は刻々と変化し、こうした状況に対応し学習していくため、マイクロソフトでは今後も引き続き新しい洞察とリソースを共有していきます。
マイクロソフト コーポレーション CEO サティア ナデラが語っているように、私たちは自らの役割を最前線のファースト レスポンダーにとってのデジタル ファースト レスポンダー (緊急対応要員) だと考えています。
当社はウイルスに感染した人々と、最も助けを必要とする人たちを救うために昼夜を問わず働いている医療専門家のことを常に考えています。そして、この未曽有の時期においてもコミュニティにサービスを提供し続けるための取り組みとリーダーシップについて、当社のお客様に感謝を表明したいと思います。また、当社はお客様のそばにいて、この困難な状況を乗り越えられるようにするための支援を提供したいと考えています。

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