Microsoft Teams の個人ユーザ向け新機能を発表 友人や家族とのつながりを保つ機能をモバイル版プレビューで提供開始

リアット ベン ズール (Liat Ben-Zur)
モダンライフ、サーチ&デバイス担当 コーポレートバイスプレジデント

本ブログは、米国時間 6 22 日に公開された Introducing new features in Microsoft Teams to connect you with friends and family—now available in mobile preview の抄訳です。

私は IT 業界で働く母親です。マネージャーでもあり、妻でもあります。同僚、姉妹、友でもあり、仲間でもあります。

皆様と同様、私はさまざまな立場に立っています。現実として、今すべての人が同時にさまざまな立場に立たされています。新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が発生して以来、私の中で管理や子育て、仕事、送り迎え、料理、様々な計画といった日々の行事が以前にも増して混沌としています。そして新たに、先生、指導者、活動家といった立場にも立つようになりました。

このような混沌とした状況の中で学んだのは、最も大切な人たちとのつながりを保つことが、これまで以上に重要になっているということです。仕事上のグループの枠を超えて Microsoft Teams の機能を拡張したのも、つながりを保ち、コラボレーションし、共に生活を整えたいといったニーズに応えるためです。マイクロソフトは 3 月に、友人や家族との距離を縮めるモバイル版 Teams (iOS アプリおよび Android アプリ) の新機能を発表しました。その新機能は本日より Teams モバイルアプリに向けて展開が開始され、数週間後には完了となる予定です。

職場では多くの人が、ひとつのツールからチャットや Web 会議、音声通話、コラボレーションができるチームワークのハブとして日々 Teams をご愛用頂いています。Teams は仕事業務に最適なツールですが、マイクロソフトでは Teams が仕事と生活の両方でなすべきことを把握する際にも役立つと考えています。

現在、多くの人がカレンダーやメール、メッセンジャー、写真アプリ、To-Do リスト、ドキュメントなど、オンライン・オフラインを問わず複数のアプリやばらばらのツールを使ってさまざまなことをこなしています。私も、スケジュールを調整する際やコミュニケーションする際、また家族でバーチャルな集まりを設定する際などに最低 3 つのアプリを行き来しており、どのグループがどのビデオ通話アプリを使っていたか管理しきれていない状況です。私の業務上の To-Do リストは、家族用の食料品リストとは別のところにありますし、家事リストとも別の場所にあります。すべてをきちんと整理しておこうとすると混乱してしまいます。。それに加えて、子どものクラブ活動やサッカーの試合、空手の練習、自分のオンライン飲み会や誕生日パーティーなど、さまざまな予定も管理しなくてはいけないのですが、もうそんなことまで考えたくありません。

今回の新機能により、Teams のパワーを仕事以外の個人的な生活にも活用できるようになると考えています。忙しい親御さんが日々の家族生活を管理する際や、大切な人とのつながりを保ち共感し合う際に、新機能を活用してもらえればと思います。新機能は、異なるツールが必要になるといった状況を軽減し、個人やグループ、家族がコラボレーションし、つながりを保ち、整理された状態を維持する際、ひとつの中心的なハブとなるようになっています。

新機能のプレビューを利用するには 2 つの方法があります。

  1. 仕事で既に Teams モバイルアプリを利用している場合、[設定] をクリックし [アカウントの追加] を選択してください。次に、個人用のマイクロソフトアカウントでサインインするか、電話番号で新しいアカウントを作成します。設定から個人用アカウントと仕事用アカウントを切り替えることができます。
  2. Teams をまだ利用したことがない場合は、iOS または Android のアプリストアから Teams のモバイルアプリをダウンロードし、個人用 Microsoft アカウントでサインインするか、電話番号でアカウントを新規作成してください。

サインインできたら、友達や家族を招待してグループを作りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、プレビュー版にてぜひお試しいただきたい私のお気に入りの機能もいくつか紹介したいと思います。

チャットやビデオ通話でつながりをキープ

仕事で Teams を利用する場合と同じように、メッセージやビデオ通話で友人や大切な人とのつながりを保つことが可能です。チャットや通話のグループを作成することで、家族とのつながりが維持できるほか、読書クラブ、金曜日のバーチャルハッピーアワーグループ、その他のさまざまなグループとつながることができます。もちろん 1 対 1 でのチャットや通話も可能です。Teams には、GIF 画像、写真、ビデオ、ドキュメントなどを共有する機能や、位置情報を統合した機能など、さまざまな楽しい機能が用意されており、マイクロソフトは Teams が個人用チャットやビデオ通話、音声通話のメッセージハブとなることを目指しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員を同じ場に集め、アプリに戻ってきた時にはどこから続けるか把握できる方法を提供

Teams は単なるチャットアプリや通話アプリではありません。グループを作成した場合や 1 対 1 でチャットする際には、リストやドキュメント、予定表をグループのダッシュボード内で共有することで、整理された状態を保つことが可能です。読書リストを共有し、読書クラブのグループで次のバーチャルミーティングの予定を合わせることもできますし、食料品リストをうまく管理して家族グループで家事を分担することも可能です (妻と子どもたちは、私に家事を割り当てるのが大好きなようです)。ダッシュボードでは、チャットや作業、写真、ビデオ、グループカレンダーなど、共有した内容を簡単にさかのぼって確認できます。これは、会話やプロジェクトの続きを再開する際に非常に役立つ方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重要なドキュメントのコラボレーションや共有は効率的かつ安全に

Teams は他の Microsoft 365 アプリケーションと連携しており、Word や Excel、PowerPoint などを簡単に Teams アプリ内で共有できます。家族との計画を立てる場合も、私のように子どもたちの夏のスケジュールを調整をする場合も (夏休みがあればの話ですが)、この機能が役立ちます。また、ドキュメントは OneDrive に保存されるため、スマートフォンが手元になくても他のデバイスからアクセスできます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所や情報を容易に共有

新しい個人向け機能の一環として、位置情報の共有機能*も提供されます。この簡単な位置情報共有機能により、大切な人に遅くなることを知らせることができるほか、まだ食料品店にいるので牛乳を買って帰ることもできるといったことを知らせることが可能です。全員が直接集まれるようになるまでにはまだしばらくかかりそうですが、Teams の位置情報共有機能で今いる場所を共有し、公園のピクニックやコンサートの人混みの中でも簡単に友人を見つけられるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Teams にはパスワードや特典番号、ログイン情報などの重要な情報を安全に管理、共有する機能も搭載されています。Teams アプリから簡単に共有できるため、家族全員が自宅の Wi-Fi パスワードやストリーミングサービスのログイン情報に容易にアクセスできます。こうした情報は、すべて二段階認証とエンドツーエンドの暗号化機能で安全性が保たれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Teams が次の段階に進み、仕事での Teams の価値を生活全般にまで広げることができてうれしく思います。皆様のご意見も伺いたいので、まずモバイル版にて、これらの機能をお試しいただけるプレビューをリリースしました。生活の中でどのようにつながりを保ちたいか、またどのように生活を管理したいかといったことをお聞かせいただければと思います。今後数週間かけてプレビューを展開するので、Teams の体験を進化させ、改善していくためにも皆様のフィードバックをお待ちしています。新機能の一般提供と、デスクトップ版および Web 版 Teams への機能拡張は、今年後半を予定しています。

*位置情報共有機能を許可し、機能をオンにした状態である必要があります

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