マイクロソフト、Pride にてインターセクショナリティに注目 LGBTQI+ 非営利団体への寄付と、最大かつ最も包括的なオリジナル製品を発表

クリス カポセラ (Chris Capossela)
エグゼクティブバイスプレジデント 兼 チーフマーケティングオフィサー

※本ブログは、米国時間 6 月 1 日に公開された ”Microsoft celebrates Pride by centering on intersectionality, donating to LGBTQI+ non-profits and releasing the largest and most inclusive product lineup” の抄訳を基に掲載しています。

Pride

マイクロソフトの Pride に向けた取り組みは、世界中の従業員が始めた草の根的現象です。これをマイクロソフトでは、世界規模で LGBTQI+ のアイデンティティに光を当てる機会と捉えており、同イベントを機に当社の製品に Pride (誇り) を持ち、何十億もの人に共感とインクルージョン (包括性) のメッセージを伝え、あらゆる人の平等に対して取り組んでいる LGBTQI+ の非営利団体に寄付しています。

今年マイクロソフトは、当社史上最大かつ最も包括的な Pride をテーマとしたオリジナル製品を用意します。これらの Pride オリジナル製品は、LGBTQI+ コミュニティの従業員と共に構築したもので、人種や民族を超えて広がる LGBTQI+ 運動のインターセクショナリティ (アイデンティティの重なりによって生まれる抑制) が軸となっています。さまざまな性のアイデンティティや性的指向を表す 19 種類の旗を取り入れることで、今でも見過ごされたり軽視されたりしがちなこのグループに光を当てているのです。

またマイクロソフトでは、長年 LGBTQI+ 関連組織のサポートを続けています。昨年だけでも、従業員と共に LGBTQI+ コミュニティの支援団体に 200 万ドル以上寄付しています。今回マイクロソフトでは、Pride キャンペーンの開始を記念し、追加で総額 15 万ドルを世界中の非営利団体に寄付し、LGBTQI+ の平等を勝ち取る戦いを支援したいと思います。

microsoft.com/pride をご覧いただき、ぜひこのキャンペーンにご参加ください。

Pride
団結することで実現を目指す

マイクロソフトが事業展開する国は 120 ヶ国以上にのぼりますが、ほとんどの国では LGBTQI+ の人たちに対する法的保護が用意されていません。LGBTQI+ コミュニティは、さまざまな経験や異なる文化、地域、人種、民族、信仰などを持った人たちが交わる大きなグループなのです。

今年の Pride の注目分野を検討するにあたり、GLEAM (Global LGBTQI+ Employee and Allies at Microsoft: マイクロソフトのグローバル LGBTQI+ 従業員とその仲間たち) のメンバーは、LGBTQI+ コミュニティのインターセクショナリティについて真剣に考え、黒人、アジア系、ラテン系、先住民族等の LGBTQI+ の人たちの話を中心に、このコミュニティが現在直面しているさまざまな課題を考察しました。LGBTQI+ の人たちは、トランスジェンダーの生活を保護する活動や、人種的公平性への活動、COVID-19 の影響緩和、環境的公平性の拡大、先住民の認知度向上などに取り組んでおり、数多くの課題を抱えていることがわかります。マイクロソフトの LGBTQI+ の人たちは、さまざまなコミュニティが協力して変化を起こすことで、真の力につながると考えています。

だからこそ今回のプライドでは、さまざまな社会問題は別のもので無関係だと思われがちですが、マイクロソフトの LGBTQI+ コミュニティは正義と公平性を求める取り組みにすべての人に参加してもらいたいと、呼びかけています。、直面する課題の解決は困難ですが、マイクロソフトの社員や活動家の話からもわかるように、団結して立ち向かえば、影響を及ぼし変化を起こすことができるのです。

 団結することで実現を目指す

デザイン

マイクロソフトの Pride のデザインは、コミュニティの豊かさとインターセクショナリティがインスピレーションの中心となっています。従来の Pride のデザインは、Pride の旗一種類とインクルージョンに関するメッセージがひとつ書かれたものでしたが、今年は性のアイデンティティや性自認、性的指向など、より幅広い多様性を反映させた作品にしました。また、黒人やアジア人、ラテン系、先住民コミュニティにも焦点を当てています。

マイクロソフトのデザインの多くは、ダニエル クエーサー (Daniel Quasar) 氏が制作した Progress Pride の旗をはじめとする 19 種類の LGBTQI+ の旗からインスピレーションを受けたものです。当社のオリジナル製品にはこれらの旗がエネルギッシュに織り込まれており、一体感を生み出し、テクノロジを喚起し、団結することで変化をもたらす可能性を呼び起こすものとなっています。まだこの旗をご覧になっていない方はぜひご覧いただき、どれがどの性的指向や性のアイデンティティ、性自認を表現しているか知っていただければと思います。こうしたアイデンティティに光を当てることで、LGBTQI+ の人たちへの認知度を高めることができればと考えています。また、交流によってどのような新しい視点が生まれるのか、団結することでどのような変化が起こせるかについて、すべての人に考えてもらいたいと思っています。

マイクロソフトでは、この Pride の美学を製品やキャンペーンのタッチポイントで活用します。また、LGBTQI+ コミュニティのために変化をもたらし、同コミュニティを超えた変化をもたらすための取り組みをしているマイクロソフトの従業員や活動家のストーリーへと発展させたい考えです。

詳細は、microsoft.com/Pride をご覧ください。

デザイン

オリジナル製品

今年 GLEAM のメンバーはマイクロソフトのさまざまなチームと協力し、当社史上最大かつ最も多様な製品をリリースしました。

  • Xbox – 6 月を皮切りに、コンソールと PC 向けに新たな Pride プロフィールのテーマが用意されるほか、Xbox の Twitch チャンネルでのライブストリーム、Xbox アンバサダーや社員のパーソナルストーリー、Xbox Instagram での業界スポットライト、LGBTQI+ コミュニティが監修したゲームなどが登場します。
  • Xbox ゲームXbox で Pride と LGBTQIA+ プレイヤーやクリエイターのお祝いをしましょう。Forza Horizon 4 と Forza Motorsport 7 には新たなカラーリングデザインが、そして Halo: MCC には Pride ネームプレートが登場します。そして GLAAD にて賞を獲得した Tell Me Why は、Xbox コンソール、Microsoft Store、Steam にて 6 月いっぱい無料でプレイできます。
  • Xbox Gear – Xbox Gear のシャツやパーカー、トートバッグなどに、新たな Pride コレクションが登場します。ぜひ身につけてみてください。
  • Microsoft Teams – Pride 用バーチャル背景が用意されました。これでご自身の立場をアピールしてみましょう。
  • Skype – さまざまな LGBTQI+ の旗からインスピレーションを受けた新しいバーチャル背景や Together Mode のシーンで Pride をお祝いしましょう。
  • Microsoft 365 – 一部の Microsoft 365 アプリ*では、Pride 機能をオンにすることが可能です。LGBTQI+ コミュニティの旗からインスピレーションを受けた特別なテーマを使ってお祝いしましょう。
  • Microsoft Edge – LGBTQI+ コミュニティの旗からインスピレーションを受けた 20 種類の Pride テーマが Microsoft Edge 向けに用意されました。これでご自身のカラーをアピールしてみてください。
  • PowerPoint プレミアムテンプレート – 新しい PowerPoint のテンプレートや画像などを使い、Pride を示したプレゼンテーションを行ってみましょう。
  • Outlook モバイル – iOS および Android 向け Outlook モバイルには、Pride やトランスジェンダー、レズビアン、バイセクシュアル、ノンバイナリーの旗からインスピレーションを受けたテーマが用意されています。これでご自身の Pride を表現してください。
  • Windows – レトロな Windows からインスピレーションを受けた壁紙で、Pride を示すデバイスにパーソナライズしてみましょう。
  • Surface – Surface Laptop と Surface Pro 用の新しいスキンで、ご自身の Pride に対する姿勢を全面的に主張してみましょう。
  • Bing で寄付を – 危機に瀕している LGBTQI+ の若者支援に向け、Trevor Project への寄付をお願いします。Microsoft Rewards ではその寄付金と同額を用意し、より大きな影響をもたらしたいと考えています。
  • Bing – LGBTQI+ の平等に向けた現在進行中の取り組みに貢献する人たちのストーリーをご覧ください。
  • Microsoft Store – マイクロソフトの LGBTQI+ コミュニティにて監修したゲーム映画を用意しています。
  • Microsoft News – Pride 向け特別コンテンツの体験を、20 の市場と 10 以上の言語で提供します。

 オリジナル製品
バーチャル Pride

マイクロソフトの YouTube チャンネルでは、6 月 24 日 (木) 午前 10 時 (太平洋時間) より、3 時間のバーチャル Pride イベントとなる「Together, we can (団結することで実現を)」を開催します。同イベントでは、ゲストや NPO、アーティストを招き、インターセクショナリティや団結、自らの立場を表明することについて議論します。ぜひ皆様もご参加ください。閲覧をご希望の方は、aka.ms/PrideLive までお願いします。

メッセージに基づいた行動へ

マイクロソフトでは Pride キャンペーンの開始を記念し、当社の LGBTQI+ コミュニティが選んだ以下の非営利団体に、総額 15 万ドルを寄付します。

  • ACLU Foundation は、米国自由人権協会 (ACLU: American Civil Liberties Union) と協力し、LGBTQI+ の人たちを含む市民の自由を守るため幅広く活動しています。
  • OutRight Action International は、世界中の LGBTQI+ の人たちの人権と平等に向け、調査、記録、保護を行い、状況改善に取り組んでいます。また、同団体の COVID-19 グローバル LGBTQI+ 緊急基金は、パンデミックの最前線にいる LGBTQI+ コミュニティをサポートしています。
  • Act To Change は、アジア系アメリカ人や太平洋諸島人、シーク教徒、イスラム教徒、LGBTQI+、移民の若者コミュニティに対するいじめを止め、阻止するにあたって必要な知識とツールを学生や家族、教育者に提供し、こうした人たちの力になろうとしています。
  • BEAM (Black Emotional and Mental Health Collective: 黒人の感情とメンタルヘルス共同体) は、全国でトレーニングを行い、ムーブメントを構築し、助成金を集める団体で、黒人や疎外されたコミュニティに対し、癒しや健康、自由を提供しています。
  • Mermaids は英国の慈善団体で、トランスジェンダーやノンバイナリー、ジェンダーにとらわれない子どもや若者、そしてその家族を支援しています。専用のヘルプラインやウェブ上でのチャット、オンラインフォーラムを用意しているほか、仲間をサポートする対面式の集会も開催しています。
  • The Trevor Project は、LGBTQ の若者に対する自殺防止と危機介入を行う世界最大の組織です。

マイクロソフト社内の LGBTQI+ インクルージョンについて

マイクロソフトは、1989 年に当社の差別禁止規定の中で、性的指向による差別の禁止を盛り込みました。他社に先駆けてこのような方針を定めたマイクロソフトでは、それ以来一貫して LGBTQI+ の人たちを支持しています。マイクロソフトは HRC 企業平等指数で 16 年間 100 点を獲得しています。また、1993 年の GLEAM 設立以来 Pride を尊重し、LGBTQI+ の声を高め、幅広く普及している当社の製品を活用してインクルージョンとサポートのメッセージを発信してきました。

皆様にも LGBTQI+ のインクルージョンに向けた対話と行動に参加していただきたいと思います。さまざまなコミュニティで数多くの課題に直面していますが、団結することで変化につながります。皆様の考えを SNS 上で発信してください。ハッシュタグは #MicrosoftPride です。

*Pride 対応機能は、以下の iOSAndroidMac アプリにてご利用いただけます。
iOS: OutlookTeamsOneNoteOffice モバイルアプリ、スタンドアロン型 WordExcelPowerPoint
Android: OutlookTeams
Mac: WordExcelPowerPointOneNote

**Pride 関連オリジナル製品は一部の市場でのみ提供されています。

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