“Revitalize Japan” で日本の DX 推進を支援

日本マイクロソフトは、2021 年 10 月 11 日~14 日に、デジタル イベント『Microsoft Japan Digital Days』をオンラインで開催しました。10 月 12 日の基調講演において、当社代表取締役社長の吉田仁志が 2021 年 7 月からスタートした 2022 年会計年度における重点分野などについて紹介しました。

Revitalize Japan

2022 年度の基本方針は “Revitalize Japan (日本社会の再活性化)

世界的なパンデミックによる困難に直面し、社会は多くの学びを得ました。急速な変化により、社会のあらゆる局面においてデジタル化が加速しています。

日本マイクロソフトは、デジタル化を進めることが日本の変革につながり、社会全体を再活性化できると確信していることから、今年度の基本方針に “Revitalize Japan” を掲げ、日本社会の再活性化を最優先課題として取り組んでいきます。

日本社会の再活性化には、大企業、中堅・中小企業、公共・文教・医療、個人それぞれの変革が必要です。私たちは、それぞれにおける変革を支援していきます。

今年度の基本方針

  • 大企業
  • 企業の変革を支援することで各産業における成功事例をつくり、業界全体の DX の推進・活性化につなげる
  • 中堅・中小企業
  • 事業継続に必要なリモートワーク環境の整備やクラウド化、安全なビジネス環境の実現に向けて取り組み、クラウド利用を今後 5 年間で 10 倍に伸ばす
  • 公共・文教・医療
    • 公共: 9 月に新設されたデジタル庁と連携し、安全で誰もが使いやすい社会インフラ構築のためのデジタル化を支援
    • 文教: 未来を担う子どもたちや学生のために、ICT 環境の整備に加えて、一人ひとりに寄り添った質の高い教育を提供できるよう支援
    • 医療: 必要としているすべての人に適切な医療が提供されるよう、最新テクノロジを用いて医療機関や製薬会社を支援

ただ、“Revitalize Japan” はマイクロソフト 1 社では実現できません。パートナー企業とともに DX を推進していきます。

DX 成功に必要な 4 つの要素: 「ビジョンと戦略」 「組織文化」 「独自性」 「人材」

コロナ禍で世の中の不透明感が高まる中、DX は、日本の経済や社会にとって、喫緊の課題です。総務省が発行する 2021 年度版の「情報通信白書」によると、DX に取り組んでいる国内の企業はわずか 13% でした。まさに、日本の DX は待ったなしの状況と言えます。そうした中、日本マイクロソフトは、DX を成功させるには、「ビジョンと戦略」「組織文化」「独自性」「人材」の 4 つの要素が重要だと考えています。

変革を成功させる 4 つの要素

  • 「ビジョンと戦略」
  • 組織が向かう方向を明確にし、それを実現するアプローチを定める必要があります。
  • 「組織文化」
  • 文化は組織にとって最大の強みであるのと同時に、最大の弱みにもなります。社員全員が共通の価値観を持つ一方で、アイデアやアプローチに対する多様性を受け入れて、常にチャレンジし続ける文化が、変革をドライブします。
  • 「独自性」
  • 他社との差別化ポイントや市場価値を見いだして、独自のポジションを築くことが重要です。
  • 「人材」
  • スキルを習得するだけでなく、デジタルを使いこなせる人材を育成することが重要です。日本マイクロソフトでは、グローバルスキルイニシアティブジャパンを開始し、これまでに 5 万人のクラウド人材、AI 人材を育成。2025 年末までに 20 万人の育成を目指します。

“Revitalize Japan” 実現のためのエンジン『Microsoft Cloud

Revitalize Japan を実現するためのエンジンになるのが、Microsoft Cloud です。中でも、「デジタルインフラ」「ハイブリッドワーク」「セキュリティ」が特に重要な要素になります。

Microsoft Cloud

  • 「デジタルインフラ」
  • 2030 年までに約 500 億のデバイスがインターネットに接続され、2025 年までに 175 ゼタバイト (ZB) 以上のデータが発生すると言われています。このますます増加するデータを処理するために、マイクロソフトは世界中の 60 リージョン以上にデータセンターを設置し、世界のコンピュータとして、ビジネスを支えます。エッジデバイスから出たデータを Microsoft Azure 上に収集し、AI で得たインサイトをもとに、生産性や効率、効果をあげることができる Microsoft Cloud は、既にデジタルガバメント、スマートファクトリー、Fintech などの新たなビジネスの基盤として活用されています。
  • 「ハイブリッドワーク」
  • マイクロソフトの独自調査から、従業員の 73% が、今後もリモートワークが選べる状況を希望する一方で、67% がより多くの対面でのコラボレーションを望んでいることがわかっています。どこで仕事をしていても、誰とでもつながりを持てるような環境が望まれています。そうした中、マイクロソフトは、AI を駆使し、リモートワークでも対面でコラボレーションしているような環境をさらに提供していきます。
  • 「セキュリティ」
  • マイクロソフトは毎年 10 億ドル以上をセキュリティに投資しています。さらに、今後 5 年間で 200 億ドルを追加で投資し、その取り組みを加速させます。2020 年のガートナーによる調査では、当社のセキュリティ製品は、5 部門においてリーダーの1社として評価されています。セキュリティは安心して当社に任せていただき、企業やパートナーが改革やイノベーションに集中できるようにしていきます。

さらに、10 月 5 日より Windows 11 の提供を開始しました。パンデミックで PC の重要性が再認識された中、刷新されたユーザーインターフェイス、ゼロトラストセキュリティを備え、クラウドとの親和性を高めたハイブリッドワーク時代の OS です。企業ならびに個人のお客様に、Windows 11 による新たな体験をお届けしていきます。

ミッション

当社のミッションは「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」です。

これに基づき、日本マイクロソフトでは、「Revitalize Japan」に取り組み、みなさんと一緒になって、日本社会の変革や日本市場の再活性化を図り、次世代のために、よりよい社会づくりに貢献していきます。

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