マイクロソフト、フロントラインワーカーを支援する新しい調査結果とテクノロジを発表

パンデミック中にフロントラインワーカーによる Microsoft Teams の利用が
400
パーセント増加したことを受け、新しい製品機能を提供

 リリースは、米国時間 1  12 日に公開された “Microsoft announces new research and technology to empower millions of frontline workers の抄訳を基にしています

本日、Microsoft Corp. (以下、マイクロソフト) は、Work Trend Index Special Report “Technology Can Help Unlock a New Future for Frontline Workers (テクノロジが切り開く、フロントラインワーカーの新しい未来)” を公開するとともに、フロントラインワーカーを支援するための、Microsoft Teams と Microsoft Viva の新機能を発表しました。

世界中で 20 億人のフロントラインワーカーが活躍しています。これはグローバルなワークフォースの 80 パーセントに相当し、組織の 88 パーセントがフロントラインワーカーに相当する人材を雇用しています。ワークフローのモダナイズ、業務パフォーマンスの強化、職場の文化とコミュニケーションの向上のために、企業はフロントラインワーカー向けのデジタルツールへの投資を増やしています。フロントラインワーカーにおける 1 か月あたりの Microsoft Teams コラボレーションプラットフォームの利用は、2020 年 3 月~2021 年 11 月に 400 パーセント増加しています。

Work Trend Index Report では、ワークフォースのほぼすべてのセグメントに影響を与える重要な洞察が明らかになっています:

  • 思いやりの文化が現場の新しい通貨に: ワーカーの 76 パーセントがお互いに絆を感じているにもかかわらず、60 パーセント以上のワーカーが自分の会社はもっと文化やコミュニケーションを重視すべきと答えています。また、現場の非管理職の 51 パーセントが、従業員として評価されていないと感じています。
  • フロントラインワーカーは変曲点にいる: グレートリシャッフル (Great Reshuffle) の中で、フロントラインワーカーが転職を考える理由として、給与や福利厚生の向上、ワークライフバランス、柔軟性が挙げられています。
  • テクノロジへの楽観的な見方: フロントラインワーカーの 63 パーセントが、テクノロジがもたらす雇用機会に期待しており、職場のストレスを軽減するのに役立つと回答した要素の第 3 位にテクノロジがランクインしています。
  • テクノロジの平等性と研修のギャップを埋める機会がある: フロントラインワーカーの 46 パーセントが、新しいテクノロジへの適応にプレッシャーを感じ、仕事を失うことを恐れています。また、55 パーセントが、正式なトレーニングや研修なしに、新しいテクノロジを即座に学ばなければならなかったと答えています。

本日、マイクロソフトは、インダストリーパートナーとの新たな共同オファリングのほか、Microsoft Teams、および 2021 年初頭に提供開始されたマイクロソフトの従業員体験プラットフォーム Viva における、フロントラインワーカーをサポートするために特別に設計された新機能を発表します。

  • マイクロソフトは、フロントラインワーカー向けの堅牢な Android モバイルコンピュータなどのソフトウェアおよびハードウェアを含む革新的デジタルソリューションの世界的リーダー Zebra Technologies Corp. との戦略的関係を強化します。両社は、Zebra のデバイスで Teams の Walkie Talkie (トランシーバー) 機能にアクセスできる、専用のプッシュ トゥ トーク (PTT) ボタンなどを備えた Zebra の多様なモバイルコンピュータ上で稼働する Teams Walkie Talkie アプリを提供します。さらに、Teams Walkie Talkie のデジタル PTT は、Android に加えて、すべての iOS モバイルデバイスで利用できるようになりました。
  • マイクロソフトは、Reflexis Workforce Management ソリューションと Teams の「シフト」アプリを連携する Zebra Reflexis™ Teams との統合を強化しています。この機能統合により、Teams でのシフトスケジュールと休暇申請が効率化され、管理者は容易に承認処理を行えるようになります。
  • Teams でバーチャル予約のスケジュール キューイングが利用可能になりました。これにより、待ち時間、予約の欠席、スタッフの遅れに関するリアルタイムの更新を一箇所で提供し、顧客と患者にとって透明でストレスのない体験が実現されます。
  • Microsoft Teams Viva コネクション アプリは、仕事の流れの中で、フロントラインワーカーを組織文化、リソースとツール、ニュース、従業員リソースグループと結びつけます。Espressive Workday などの戦略的パートナーとの統合により、重要な人事リソースへのアクセスが容易になり、給与計算、休暇の取得、経費精算などのアクションが一箇所に集約されます。
  • Viva ラーニング アプリは、フロントラインワーカーが Microsoft Teams から直接、学習コンテンツを発見、共有、管理できるようにし、企業の従業員全体が必須、あるいは、推奨される研修の最新情報を容易に得られるようにします。今回のアップデートにより、SAP SuccessFactors、Cornerstone OnDemand、Saba Cloud などのパートナーソリューションの研修を容易に割り当てられるようになりました。また、EdCast OpenSesame などの研修プロバイダーとのパートナーシップにより、コンテンツライブラリがより充実し、フロントラインワーカーが仕事の流れの中で適切な学習コンテンツを用いてスキルアップやトレーニングを行えるようになりました。
  • IT 部門にとっては、デバイス管理の向上により、共有デバイスの紛失時の安全確保と所在確認が容易になりました。

マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデント、エマ ウィリアムス (Emma Williams) は次のように述べています。「パンデミックが、かつてない速さで、あらゆるワーカーの仕事の形を変えつつあるのは周知の事実です。DX には、フロントラインワーカーの能力向上が不可欠であることに変わりはありません。マイクロソフトはパートナー企業とともに、フロントラインワーカーの方々が顧客や仕事に集中しながら、チームや会社のリーダーとも常につながっていられるようにするためのツールを提供しています。テクノロジを適切に活用すれば、ワークフローを近代化し、仕事の成果を高めると同時に、職場の文化やコミュニケーションを向上できると確信しています。」

また、2 月 1 日に、Microsoft Cloud for Retail の提供を開始します。Microsoft Cloud for Retail は、既存システムと統合した信頼性の高い小売業向けソリューションを提供することで、ビジネスの成長を加速します。買い物客の行動全体における多様なデータソースの統合により、小売業者はデータの価値を最大化し、消費者の全体像を把握できるようになります。データと AI がつながれば、小売業者は消費者のショッピング体験をよりよく理解して向上できます。小売業のバリューチェーン全体において、より適切で合理的な体験を提供することで、小売業者はリアルタイムで持続可能なサプライチェーンを構築できます。また、本ソリューションには、本日発表した Teams や Viva の機能も含まれており、店舗担当者のエンパワーメントに貢献します。

詳細情報は、Official Microsoft BlogMicrosoft 365 Blog、および新しい Work Trend Index レポートを参照ください。日本を含む国別・業種別のデータはこちらを参照ください。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフト Web サイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Web サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Web サイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Microsoft Teams、Microsoft Viva は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Microsoft 365 は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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