エンドポイント モダナイゼーションを実現する、 Microsoft Hybrid Workforce Alliance を発足

日本マイクロソフト株式会社
モダンワーク & セキュリティ ビジネス本部
本部長 山崎 善寛

パンデミックにより私達の働き方や生活様式は大きく変わりました。企業も事業を継続させるための、リモートワークに多大な投資を行うと共に、多くの体験と知識を得ました。

ポストパンデミック時代のワークスタイルを調査した、Microsoft Work Trend Index: 2021 Annual Report によれば、従業員の 73% が今後も柔軟なリモートワーク オプションを希望しており、リーダーの 80% 以上は、就業形態を大きく転換する予定があると述べています。一方で、従業員の 67% は、パンデミック収束後には、対面でのコラボレーションを増やすことを望んでいます。

また、テクノロジ面の調査で見ると、90% の企業が新型コロナウイルス感染症のパンデミック前に比べ、クラウドの利用率が高くなると回答*1 し、77%の企業が従業員は最新のエンドポイント (デバイス) を使用することが重要だと回答しています。さらに80%の企業が最先端技術に投資すると回答*2 しており、企業、従業員共にクラウドの活用と最新のエンドポイントの活用が重要視*3 されています。

両方の調査から読み取れるようにポストパンデミック時代の企業は、リモートワークとオフィスの両方を活用するハイブリッドワーク型の就業形態に対応すると同時に、クラウドとエンドポイントの最新テクノロジを活用したオフィス環境を従業員に提供する必要があります。
企業は、企業文化、組織の変革とあわせ、クラウドの活用を進めると共に、従業員が直接接する各種デバイスで構成する「エンドポイント」を機能の優れた最新のものに更新し、新しいエクスペリエンスを従業員に提供することが求められています。

一方、最新のパソコンやタブレット、スマートフォンなどは、既に多くの従業員が家庭で利用しているように手に入りやすい環境にあり、すでに最新のエンドポントとして活用されています。

企業のハイブリッドワーク型のオフィス環境における、最新のエンドポイント導入の促進には、従来型のオンプレミスにおかれたエンドポイント管理から、クラウドサービスを利用した、構成管理、自動的な制御、防御および修復機能などをサポートした、最新のエンドポント管理ソシューションを導入し、エンドポント モダナイゼーションを実現することが必要不可欠であると言えます。

日本マイクロソフトは、日本企業のエンドポイント モダナイゼーションを促進し、ハイブリッドワークを支援するため、幹事企業 18 社と共に Microsoft Hybrid Workforce Alliance を発足しました。Microsoft Hybrid Workforce Alliance では、Windows 11、Windows 365、Azure Virtual Desktop とクラウドサービスを利用した最新のエンドポイント管理ソシューションによる、エンドポント モダナイゼーションの実現に向けた導入と展開を支援します。

Microsoft Hybrid Workforce Alliance ロゴ
Microsoft Hybrid Workforce Alliance ロゴ

Microsoft Hybrid Workforce Alliance における主な活動は以下のとおりです。

  • Windows 11、Windows 365、Azure Virtual Desktop およびマルチデバイスの導入ソリューションの拡充
  • エンドポイントソリューションの技術資料とワークショップの提供
  • エンドポイントソリューションの導入事例の公開
  • マイクロソフトと加盟パートナーによる協業、マーケティング施策の推進
  • Microsoft Partner Network 参加パートナー向けの技術支援

本アライアンスは幹事パートナーとメンバーパートナーで構成されます。
幹事パートナーは先行してマイクロソフトの技術をベースにした、エンドポイント モダナイゼーション関連のソリューションやサービスをリリースし、アライアンス全体をリードします。今後、マイクロソフトパートナーネットワーク全体に幅広く呼び掛け、多くのメンバーパートナーが参加するアライアンスとして活動していきます。

今後 2023 年 6 月を目途に 100 社程度の連携が実現するよう活動を行う予定です。また、この活動の中から 150 のパートナーソリューションの創出と 30 例ほどのハイブリッドワークに関連したデジタルトランスフォーメーション (DX) の事例を構築することを目指します。

日本マイクロソフトは、賛同パートナー各社と、Windows 11、Windows 365、Azure Virtual Desktop を含むマルチデバイスのエンドポイント モダナイゼーションを推進し、Microsoft Hybrid Workforce Alliance とともに、ポストパンデミック時代の新しい従業員エクスペリエンス (体験) をお客様に提供いたします。

Microsoft Hybrid Workforce Alliance に関する情報、エンドポイント モダナイゼーション関連のソリューションやサービス、アライアンスへの参加方法は以下のサイトをご参照ください。
https://aka.ms/MHWA

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1. “Cloud Computing Trends 2021: State of the Cloud Report” Flexera.​
2. “Endpoint Modernization,” a commissioned study conducted by Forrester Consulting on behalf of Microsoft, June2021 ​
3. “Enterprise reboot: Scale digital technologies to grow and thrive in the new reality” KPMG, 2020.

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