マイクロソフトがビジネスの変革を推進

[2015年3月17日]

当リリースは2015年3月16日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています
本日、マイクロソフトは、人々と組織がデータを活用し、あらゆる規模の企業が業績を向上できるようにするための新製品とサービスの提供を発表しました。この発表は、マイクロソフトの企業顧客向け年次会議である Convergence 2015 において行なわれました。

マイクロソフトCEOのサティア ナデラ (Satya Nadella) は次のように述べています。「企業は機械学習や予測分析などのテクノロジによる新たな市場機会の獲得を熱望しています。誰もがデータ、そして、行動につながる洞察にアクセスできる組織文化を構築した企業だけが真の変革を成し遂げることができます。」

ナデラは、業界、組織、および個人がデータから洞察し、行動に結びつけられるようにするためにマイクロソフトが開発した製品とサービスを紹介しました。

Rockwell Automation の Customer Support and Maintenance 部門のバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるゲイリー ピアソンズ (Gary Pearsons) 氏は次のように述べています。「Microsoft Azure IoT Suite、デバイス向けWindows 10 IoT、そして、Power BIを組み合わせることで、石油ガス業界では、今までになかったレベルの協業、可視化、洞察が推進されるでしょう。これは、油田、司令センター、会議室などのあらゆる領域に当てはまります。」

本日の発表には以下の要素が含まれます。

特定業種向け生産性向上ツール

  • Microsoft Azure IoT Suite: Microsoft Azure IoT Suiteは、Azureのシンプルな課金や容易なプロビジョニングといったあらゆる関連機能を活用し、企業による自社の持つ「モノ」への接続、管理、分析を可能にする統合サービスです。年内にプレビュー版が提供される予定の当サービスは、遠隔監視、資産管理、予防保守などのIoT(Internet of Things)の一般的シナリオをターゲットとした完成版のアプリケーションを企業に配布することで、導入を容易にするとともに長期的には数百万もの「モノ」に対応できるようソリューションを拡張可能にします。Azure Stream Analyticsは、Azure IoTの一部として、あるいは、スタンドアローンのサービスとして来月に一般利用可能になります。現在はプレビュー版が提供されていますが、Azure Stream Analyticsは、顧客が、「モノ」の生成する大量のリアルタイムデータを処理し、傾向を分析し、サービスや応答を自動化できるよう支援します。
  • Windows 10 for Internet of Things: マイクロソフトは、Windows 10 IoTの名称を使って多様なIoTデバイス向けバージョンのWindows 10を提供する計画を発表しました。Windows 10 IoTは、IoTゲートウェイなどの小さなフットプリントのコントローラーからATMや産業用ロボットなどの強力なデバイスに至るまで、多様なデバイスに共通のユニバーサルアプリケーションとドライバーモデルを備えたWindowsプラットフォームを提供します。また、Windows 10 IoTは、デバイスからクラウドに至るまでエンタープライズ級のセキュリティを提供し、マシンツーマシン、あるいは、Azure IoTサービスによるマシンツークラウド(machine-to-cloud)のシナリオで元来の接続性を提供します。

組織力向上ツール

  • Power BI: Power BIは現在、米国および世界140カ国の市場で利用可能なサービスであり、リアルタイムの市場動向ダッシュボードを活用してビジネスの状況を把握し、双方向型のビジュアルレポートでデータ探索を行い、新たな賢察を同僚や顧客と容易にシェアできるよう支援します。Google Analytics、Microsoft Dynamics Marketing、Zuora、Acumatica、そして、Twilioといった業界における重要なデータソースを活用できる新しいPower BIのコネクター、ダッシュボード、レポートもまもなく利用可能になります。
  • Microsoft Dynamics CRM : 2015年の第2四半期末までにパフォーマンスの大幅な向上、Office 365との相互運用性強化、そして新しい知識管理機能の拡張により、従業員と企業間のコラボレーションと効率化を推進するアップデート版をリリース予定です。本サービス提供開始と同時に、マイクロソフトの最新のソーシャル監視ツールであり、Dynamics CRM やOffice アプリケーションから閲覧や参画も行なえるよう設計されたMicrosoft Social Engagementも新たに発表されます。この新ソリューションから得た知見により企業は顧客がソーシャルメディアでどのような発言をしているかをより正確に把握できるようになります。

個人向け生産性向上ツール

  • Office Delve:Office Delveがグローバルで利用可能になりました。当サービスは、高度な機械学習の手法を利用し、人々がOffice 365上で関連する文書、会話、コネクションを発見できるよう支援します。さらに、Exchange Online と Yammer のコンテンツも Delve からアクセス可能になりました。
  • IT管理者、開発者向けOffice 2016 プレビュー:マイクロソフトは次バージョンのWindowsデスクトップ向けOfficeの主要マイルストーンであるIT管理者、開発者向けOffice 2016 プレビューを発表しました。Office 2016は本年後半に一般提供が開始される予定です。マイクロソフトはエンタープライズ顧客のITプロフェッショナルと開発者に対して、準備のためプレビューへの参加、試用を開始することで、将来の製品開発ねの貢献を促しています。
  • Skype for Business:Skype for Business (旧名称:Microsoft Lync) のテクニカルプレビューが月曜日に開始され、Office 365内での新しいSkype for Businessのクライアント、サーバー、サービスが 4月から提供開始されます。Skype for Businessは、なじみのあるSkypeユーザーインターフェースに基づいた音声と動画によるコラボレーション機能をエンタープライズ向けに提供します。Skype for Businessのお客様はSkypeネットワーク内の誰とでもつながることができます。

さらに、Convergence 2015では、お客様やパートナー企業が、これらの製品やソリューションの利点を紹介し、自社のビジネス変革のために取っているステップを解説しました。

追加情報、Convergence 2015のニュース、そして、基調講演とお客様やパートナーからの発表情報は   https://news.microsoft.com/convergence2015 から入手可能です。

Microsoft Twitterコミュニティに参加されたい方はハッシュタグ#Conv15、@MSFTNews、@MSFTConvergenceをご確認ください。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Azure、Microsoft Dynamics、Skype、Windows、Office 365 は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

 

 

Tags: , , , , ,

関連記事