Microsoft Teams の Together モードで NBA ファンとチームの試合体験を変革

投稿者: Jared Spataro
Microsoft 365 ビジネス担当
コーポレート バイス プレジデント

※ 本ブログは、米国時間 7 月 24 日に公開された “Reimagining how NBA fans and teams experience the game of basketball with Together mode in Microsoft Teams” の抄訳です

NBA ファンにとって、バスケットボールは単なるスポーツではなく、情熱を共有するコミュニティであり、仲間と共に好きな選手やチームを応援する感動と興奮の体験です。選手やチームにとって、スタンドのファンの爆発的なエネルギーが試合の原動力になっています。

しかし今年は、7 月 30 日からオーランドで 2019-2020 シーズンが再開されるものの、観客の入場は認められていません。NBA は、ファンと選手をバーチャルにつなげる新たな方法として、Microsoft Teams を導入することを決定しました。

NBA とマイクロソフトのパートナーシップは、今回始まったものではありません。NBA は長年、業界のパイオニアとして新しいテクノロジを受け入れ、人々の関心を引くサービスを提供してきました。今年 4 月に NBA とマイクロソフトは、次世代のファン体験を提供するための、数年間のパートナーシップ契約 (英語) を結びました。パーソナライズされたオンデマンドおよびライブ配信、過去の試合のアーカイブのほか、ファン、監督、放送局向けの独自のインサイトと分析を提供する、新しいファン エンゲージメント プラットフォームを構築します。

今回マイクロソフトは、このパートナーシップの下、Microsoft Teams の新機能「Together モード」を活用したまったく新しいファン体験を実現しました。Together モードは、AI セグメンテーション テクノロジを活用して、会議室、カフェ、アリーナといった共通の背景にユーザーが集まることができる機能です。認知科学や社会的知覚の原理を使用した Together モードは、単なるバーチャル背景とは異なり、バーチャル空間に集まった人々が本当に 1 つの場所にいるかのように感じられます。たとえば、参加者の視線を簡単に合わせることができます。また、会議で発言するとき、授業で発表するとき、好きな選手がスリーポイント シュートを決めようとするときなどに、他の参加者の反応から感情を読み取ることも可能です。

7 月 30 日より、NBA は各アリーナのコートの 3 面を囲む高さ 17 フィート (約 5.2 m) の LED スクリーンを設置します。そしてこの「スタンド」は、Teams の Together モードを使用して試合を観戦する 300 人以上のファンで埋め尽くされます。Teams 内では、他のファンと共に映る画面の横で、試合のライブ フィードを見ることができます。

NBA の次世代テレビ放送責任者を務める Sara Zuckert 氏は、次のように述べています。「マイクロソフトとのパートナーシップを通じて、シーズン再開時に NBA ファンの皆様がバーチャルで参加できるようになることを嬉しく思います。このユニークなライブ試合体験では、好きなチームや選手を応援してファン コミュニティを維持することができます。」

この新しいエクスペリエンスは、NBA とマイクロソフトのパートナーシップの初めての成果として実現されるものです。参加するファンは、快適で安全な自宅にいながら、仲間と共に試合を生で観戦しているような感覚を味わうことができます。選手は、コートの中からファンの反応をリアルタイムで見ることで、ドリブルしながらエネルギッシュな応援を感じることができます。そして、自宅で試合を観ている視聴者も、ファンで埋め尽くされたデジタル スタンドを見て、試合のエネルギーを感じられます。

マイクロソフトは、ファン、選手、チーム、監督、放送局をつないでいる NBA への情熱を称賛しており、Teams と Together モードによって、人々が一堂に会すことが許されない今、コミュニティのつながりを深めることができることを嬉しく思います。また、世界でだれも見たことのないプロ スポーツのシーズンを作り上げる、NBA の革新的な精神に感銘を受け、この新しいファン体験と今後の取り組みをサポートしていきたいと思います。

Microsoft Teams を活用したバーチャル ファン ボード以外にも、NBA は 2019-20 シーズン再開時にファンが共に観戦できる没入型の体験を提供するため、会場、放送、デジタルなどのさまざまな面を強化していくことを発表しました。詳細についてはこちら (英語) をご覧ください。

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