
創りつづけることをやめないために
~ Surface Book がアーティストの愛機に変わる瞬間 ~
1 年前まで撮りたいと思うものがあれば、切り取りたい風景があればバックパックを片手に日本を、そして世界を飛び回っていた、行きたいときに行きたいところへ、見るものに感動を与える光と風景の一瞬を切り取り、アーティストとして極限までのクリエティビティをカタチにするために。
新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) というカメラにも捉えられないほどの小さなウィルスは、世界中全ての人の生活スタイル、そして行動を大きく制限してしまうことになりました。パンデミックの拡がりは、各国の人の流動を止め、人々の日々の生活の行動範囲を限られたものに変えてしまったのです。この美しい世界を日々撮り続けるフォトグラファー テラウチマサト氏の生活も大きく一変しました。
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「今は、自宅のある河口湖周辺で活動しています。もともと日本人にとって富士山は本当に美しいものの例えでもあったんです。でも僕は河口湖こそが美しいと感じている。曇りの日はそのそばの河口湖を見てほしい。神々しいほどの山のふもとにこんな美しい景色があったのかと気づかされるんです」 |
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新しい生活様式へ世界中が進む中でアーティストとして、風景写真家の仕事のスタイルも大きく変わり始めています。デジタル一眼レフで撮影した写真が撮影した通りに表現できているのか、思い描いていた色味が実際の写真の中で映し出されているのか高精細のディスプレイを使ってすぐに確認したい、想定していた構図と撮影したものにずれが無いのか確認したい、そして撮った画像をすぐにその場でレタッチ処理したい、自分が目にした心揺さぶられる風景を、まさに目の前でカタチに仕上げていく、それを実現する大切なパートナーとして Surface Book は選ばれているのです。
カメラマンにとって、デジタル化が進むことで明らかに仕事として変わったことは、撮影した直後の作業が増えたことでした。カメラは TPO に応じて何台でも機材を変えて撮影しますが、Surface は 1 台で PC や、タブレット、そしてスタジオモードと何種類にもスタイルを変えることが出来ることで、まるでカメラ機材を変えているのと同じ感覚で撮影後の作業を行えることも強みだとテラウチ氏は話します。
富士山のほとり、河口湖岸に住まいを構えるテラウチ氏は今、全ての作業を撮影場所の現場や家などの限られたワークスペースで行っています。東京のクライアントとは Microsoft Teams で実際に撮影した写真を共有し、アングルなどタブレットに書き込みながらより具体的なリタッチについて話を進める毎日。必要な機材や構図についての細かな指示はホワイトボードに書き込んだメモをアシスタントへ送信。撮影現場では撮影した画像を高精細のディスプレイで確認し、その場の光にぴったりのレタッチを現場に居ながら行います。そして自宅ではカスタマイズした Surface ダイヤルを使って、更に細かな修正やレタッチ作業を行って作品を仕上げていく…。
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「Surface を手に入れたことで、自分がいるその場所が暗室になる。絵の具が出来たことで画家たちの行動範囲が広がったのと同様に、カメラマンにとっても Surface があることで写真家の活動範囲やクリエティビティが拡がったと言っても過言ではないと思うんです。」 |
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「「愛機」という言葉が日本語にはありますが、僕にとって Surface Book はまさにその愛機にふさわしいと考えています。苦しい時、うまくいかない状況のとき、Surface はその都度助けてくれました。」 |
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ネガティブな状況でもポジティブに仕事をして人が喜ぶものを創りたいと語るテラウチ氏の新たなる挑戦は続きます。新しい生活様式、新しい時代、新しい撮り方の中でこれからも Surface Book はテラウチ氏の愛機であり続け、人々へ新たな感動を与えていくのです。
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写真家。富山県生まれ。出版社を経て 1991 年写真家として独立。2012 年パリ・ユネスコ本部より招聘され、ユネスコ内イルドアクト G にて富士山写真を展示。2015 年コロンビア「FOTOGRAFICA BOGOTA 2015」に招聘、講演。2016 年、富士山頂、富士宮浅間大社奥宮において奉納個展開催。2014 年より富山市政策参与。日本写真家協会会員。 |