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次の段階へ: Skype から Teams への移行
ジェフ ティパー (Jeff Teper) プレジデント Microsoft 365 コラボレーティブアプリ + プラットフォーム
※本ブログは、米国時間 2月 28 日に公開された “The next chapter: Moving from Skype to Microsoft Teams | Microsoft 365 Blog” の抄訳を基に掲載しています。
コミュニケーションの方法は、年々大きく進化し、インスタントメッセージングからビデオ通話に至るまで、テクノロジーは常に私たちのつながり方を変革してきました。
この度、お客様のニーズにより迅速に対応するために、2025 年 5 月に Skype の提供を終了し、無料の個人向けコミュニケーションツールを Microsoft Teams (無料版) に統合します。
Skype で提供していた 1 対 1 やグループ通話、メッセージング、ファイル共有などの主要な機能が Teams でも引き続き利用できる他、会議の開催、カレンダーの管理、コミュニティの作成や参加などの強化された機能も無料でお使いいただけます。
Teams は、チームワークのハブとして、仕事、学校、家庭でのつながりや、積極的なコラボレーションのために何億人もの人々に利用されています。過去 2 年間で、Teams の個人ユーザーによる会議時間は4倍に増加しており、Teams が日常のコミュニケーションとコラボレーションに貢献していることを表わしています。
私たちは Teams と共に次のステップに進むことに大きな期待を寄せています。Skype アカウントで簡単に Teams にログインできるようにすることで、ユーザーの皆さんの日常的なつながりを引き続き支援できることを楽しみにしています。
Skype ユーザーにとっての次のステップ
移行期間中、ユーザーには以下の選択肢をご用意しています:
- Microsoft Teams へ無料で移行できます。今後数日の間に、Skype ユーザーが任意の対応デバイスで Skype の資格情報を使用して Teams (無料版) にサインインできる機能を提供します。Teams および Skype Insider プログラムに参加しているユーザーは、本日よりこの機能を利用いただけます。Skype アカウントで Teams にログインすると、チャットや連絡先が自動的にアプリに表示され、すぐに続きから始めることができます。移行期間中、Teams ユーザーは Skype ユーザーに電話やチャットをすることができ、Skype ユーザーも同様に Teams ユーザーとやり取りができます。これにより、この移行期間中にどのプラットフォームを使用しているかに関係なく、すべての人と繋がり続けることができるようになります。
- Skype のデータをエクスポートすることも可能です。Teams への移行を希望しない場合は、チャット、連絡先、通話履歴などの Skype データをエクスポートすることができます。
ユーザーが Teams を試して最適なオプションを選択できるよう、Skype は 2025 年 5 月 5 日まで利用可能です。
無料版 Teams の始め方
Teams への移行は簡単で、移行期間中も Skype を引き続き利用できます。
始める手順は以下の通りです:
- 公式の Microsoft Teams 公式ウェブサイトからデバイスに Teams をダウンロードしてください。
- Skype の資格情報を使ってログインしてください。
- Teams を使い始めると、すべての Skype チャットと連絡先がそのまま表示されます。
この移行を支援するために、Teams の始め方やその機能を最大限に活用するためのステップバイステップガイドを用意しています。
Skype の有料機能の変更について
今回の変更に伴い、新規の Skype 有料機能の提供を終了します。そのため、ユーザーは Skype クレジットやサブスクリプションを新たに購入して国際、国内通話を行うことができなくなります。現在、 Skype サブスクリプションをご利用の場合は、次回の更新期間終了まで引き続き Skype クレジットやサブスクリプションをお使いいただけます。Skype クレジットをご利用の場合も同様に、クレジットの残額を引き続き使用できます。また、有料の Skype ユーザーにおいては、2025 年 5 月 5 日以降も、Skype のダイヤルパッドは Skype ウェブポータルおよび Teams 内で引き継がれます。
Skype をご利用いただきありがとうございます
Skype は現代のコミュニケーションを形作り、数え切れないほどの価値のある瞬間を描いてきました。私たちは、その瞬間の一部であったことを誇りに思います。
変化は決して容易なものではありませんが、今、注力すべきはどの段階においてもユーザーの皆さんへのサポートを提供することだと考えています。Teams がもたらす新しい機会に期待すると共に、人々が新しく意義のある方法でつながり続けることができるように、全力で支援してまいります。
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