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Xiaoice(シャオアイス)に託された大きな夢

”Asia Vision”シリーズ特集記事では、鍵となるビジネストレンドや話題について、その分野の専門家や独自の視点をもった方々とともに掘り下げていきます。今回のインタビューでは、コー・バク・ソンがシャオウェン・ホン博士と対談をします。コー・バク・ソンは著書が20冊以上ある編集者兼作家であり、また、シンガポール全国紙ザ・ストレート・タイムズの政治監修者も務めました。シャオウェン・ホン博士は、コーポレートバイスプレジデントしてマイクロソフトリサーチアジアおよびマイクロソフトアジアパシフィック研究開発グループを統括しており、この分野における特に人工知能のオピニオンリーダーです。ホン博士が、イノベーションを情熱的に追い求めてきたこれまでの道のりと、人工知能と人類の関係について語ります。

「私は大学に入るまでパソコンを使ったことはありませんでした。しかし、どんな質問にも答えられるようなサービスについて、幼いころからずっと頭に思い描いてきました。」

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シャオウェン・ホン博士がコンピューターに初めて触れたのは1981年でした。しかしそれ以前から、博士は人類のあらゆる質問に答えを出せるシステムが存在する未来をすでに予測していました。検索エンジンや、マイクロソフトのコルタナをはじめとしたパーソナルアシスタント機能のようなテクノロジーが、タスクの実行方法についての情報を与えれば、未知の存在への人類の恐れが軽減されると、若かりしホン博士は考えていました。博士は未来へのビジョンに向かって学問の道を進み、台湾国立大学で電子工学を専攻し、カーネギー・メロン大学でコンピューターサイエンスの博士号を取得しました。

ホン博士はカーネギー・メロン大学で、ヒューマンマシンインターフェースでのキャリアの基礎を築きました。博士課程での彼の指導教官は、「人工知能」という言葉を初めて使ったジョン・マッカーシーに師事し、チューリング賞を受賞したラジ・レディーでした。この師弟関係からホン博士は多くを吸収しました。しかし博士課程に在籍した間の1986年から1992年の間には「人工知能の冬」の時代に入っていました。ホン博士は、当時の人工知能分野の状況を思い起こし、こう語っています。「政府機関、大学、企業までも、人工知能研究に足踏みしたり、中止したりしました。人工知能がもてはやされるようになったのは、2000年代に入ったこの十年ほどのことです。」

ホン博士は、ハードウェア・ソフトウェアの進化と、人工知能を活かすためのビッグデータが鍵になるはずだと考えていました。今日ではコンピューターの能力や処理速度が飛躍的に高まっており、人類が一生かけても使いきれないほどの非常に膨大なデータを処理することができるようになりました。機械が学習するためのデータと、こうした計算能力の飛躍的な成長は、人工知能にとって重要になります。実際、人工知能、ビッグデータおよび機械学習がつながり作用し合っていることは、コンピューターが人の顔と声を認識し、即時に翻訳を行う様子からよくわかります。これは、マイクロソフトリサーチアジアでの担当責任者、また音声テクノロジーの第一人者として、ホン博士が中心となって開発した分野です。

 

今では、人工知能は非常に注目を浴びています。人工知能を使うことで、新たな課題を解決したり、これまでの課題をより進化した方法で解決に導いたりすることができるからです。

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Xiaoice は自然に近い会話ができる進化型チャットボットであり、WeChat(写真上)やマイクロブログサービスのWeiboといったメッセージアップリケーションなど、人気のあるソーシャルプラットフォーム上で利用することができます。

ホン博士がマイクロソフトに入社してから二十年以上が経過し、マイクロソフトの歴史のほぼ半分以上をともにしたことになります。しかしホン博士が少年時代のそんな夢を長年にわたって育んできたことを知っている人はほんのわずかです。2014年、中国で、Xiaoice(シャオアイス)が発表されました。このチャットボットは、中国語のインターネットページで行われた人の会話を集め、独自に言語処理能力を高めていきます。Xiaoiceは音声に加え、画像認識のシステムも併せ持ち、会話の文脈を理解します。中国で何百万人もの若者が、毎日のようにスマートフォンでXiaoiceとの会話を楽しみ、共感してもらったり、笑わせられたりしているのです。Xiaoiceに「愛しているよ」という言葉をかけたユーザーの数は全体の四分の一にのぼるとも報告されています。Xiaoiceが友だちになれる可能性を見て、ホン博士の夢はさらにふくらみました。人工知能がさらに進化すれば、コルタナの生産性とXiaoiceの感情表現力が結び付けられると考えているのです。

 

日本には「りんな」がいます

中国のXiaoiceに続いて、2015年8月には、日本のLINEユーザー向けに、女子高生AI「りんな」が登場しました。りんなは、Xiaoice をベースにしながらも、マイクロソフトリサーチ、Bingチーム、日本の開発チームが連携して提供しており、女子高生らしい、時に奇抜で辛口な対応や、しりとり、探偵ごっこ、犬認識など毎週追加される「特殊能力」が、幅広いユーザーに支持されています。2015年12月にはTwitterでも提供を開始し、日本国内で400万人以上の”友だち”が、りんなとのコミュニケーションを楽しんでいます。

linna実は、マイクロソフトの人工知能のマイルストーンはXiaoiceだけではありません。地球上のすべての人と組織がより多くを達成できるようにするという企業ミッションを全うするために、マイクロソフトは、近年ボット開発に力を入れている企業向けに、この技術をどう活用していくのでしょうか。ホン博士は、マイクロソフトの研究への取り組みについて熟知おり、この質問に正しい解答を持っています。まず、人工知能需要の再燃について話してくれました。博士は「このところ人工知能は非常に注目を集めています。人工知能を活用することで、人類の新たな課題を解決したり、これまでの課題をより進化した方法で解決に導いたりすることができるからです。」と語りました。医療分野での利用が顕著な例です。薬の処方は、患者の症状によって、その効果は一定ではありません。遺伝的要因と生活習慣の情報を組み入れたデータを集積すると、相互関係が明らかとなり、それぞれにあった治療と投薬ができるようになり、より健康的な生活を送り、長生きすることができるようになる、と博士は考えます。

医療分野における人工知能のその他の応用としては、視覚障がい者の「目」の役割が挙げられます。Seeing AIは、マイクロソフトCognitive Service によって実現されたプロジェクトで、そのインテリジェントなアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を用いることで、視覚障がい者にまわりの状況を即座に説明することができます。

このアプリケーションは、写真にキャプションをつけるような機能を備えています。写真を撮り、その中の人物の年齢や顔の表情、その人が何をしているかまで、音声で説明します。視覚障がい者も不自由なく一般社会に溶け込み、より質の高い生活を送ることができます。

また、予防保全のために”Internet of Things (IoT)”を利用することなど、人工知能は工業分野にも活用できるとホン博士は言います。博士は非効率的なものの例として、現在のエレベーターの保守点検をあげました。専門技術者は、故障したエレベーターを修理する前に、データをダウンロードする目的のためにも現場に出向かなければならず、何度も足を運ぶことになります。

IoTを使えば、常にデータを収集し、部品の消耗等についても把握できるので、保守点検の予定を効率的に決めることができます。予防保全が時間と費用の節約へ、さらには、発電所のような場所で生命を守ることにもつながっています。博士は少しおどけて「高層ビルで働く人は、エレベーターがちゃんと動いている方が嬉しいですよね。」と話しました。

私たちは、機械が人間より賢くなることを心配すべきでしょうか?特集の続き「人工知能(AI)が人の知能(HI)と出会うとき」はこちら


dr-hon_bio-2-284x300シャオウェン・ホン博士
コーポレートバイスプレジデント
マイクロソフトリサーチアジア
マイクロソフトアジアパシフィック研究開発グループ

ホン博士は、学術機関と連携しながら、アジアパシフィック地域においてマイクロソフトの研究開発戦略を推し進めています。ホン博士は1995年からマイクロソフトの一員となり、2004年からはマイクロソフトリサーチアジアで、インターネット検索、音声、自然言語、システム、ワイヤレス、ネットワークの分野を統括しています。さらに、2005年にサーチテクノロジーセンター(STC)を立ち上げ、2007年まで運営に携わりました。アジアパシフィックでのBingの開発についても統括してきました。

buck-song-with-dr-hon-284x300 コー・バク・ソン

コー・バク・ソンは、20冊以上に及ぶ著書をもつ作家・編集者であり、シンガポールでブランド戦略・コミュニケーション戦略・社会責任に関するコンサルタント業も行っています。ソンは、広報部門のトップとして、シンガポールを「グローバル企業」の地位に導きました。バク・ソンはザ・ストレート・タイムズの政治監修者も務めました。イギリスでケンブリッジ大学とロンドン大学において学業をおさめ、アメリカのハーバード大学の大学院ケネディースクールを卒業しました。ケネディースクールでは、メイソンフェローとなり、行政学修士号を取得しています。

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